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定価(28000円)で購入し、一度も読まずに保管しておりました(^^)
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画像は少し刺激的なので赤く加工してあります(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
古沢岩美【ふるさわいわみ】
画家。佐賀県生れ。久留米商業中退。1928年上京,本郷絵画研究所で岡田三郎助に学ぶ。このころシュルレアリスムを知る。1937年初個展。1939年美術文化協会に参加,1955年退会。1951年サン・パウロ・ビエンナーレに出品。裸婦のエロティシズムをモティーフにしたシュルレアリスム系の作品が多い。1975年山梨県に古沢岩美美術館開館。
修羅の華 頭
「千夜一夜物語」の挿畫などにもあふれ、かつ香る、古澤畫伯の形象と線と色彩の官能性を 言ひ囃す聲は既に久しい。少年時代、母や長姉が、毎朝折り重なるやうにして見てゐた新 聞小説「櫻の國」の、奔放華麗なイラストレーションを、傍から盗み見して以来約半世紀 あのみづみづしい感覺と鋭い線は、いささかも變らず、むしろ更に自在である。だが、私 の殊に愛するのは、たとへば淡彩「夜の蟷螂」などに見る。慄然とするやうな深みであり 冴えである。更にまた凄じいのは百花圖で、ボードレールが生きてゐて『悪の華』の續編 でも畫いたら、その装釘には否も應もなく飾らせたいやうな禍々しい美の幻影が、むらむ らと重なりあつてゐる。さればこそ、私のソネット集『花にめざめよ』に、ためらはず、 今井田勲氏が、畫伯の作品を戴くやうに、御奔走下さったのだらう。畫の花に拮抗すべく、 今私は更にめざましい十四行詩を書き添へてゐる。
古沢さんのこと
古沢さんの名前は、ずいぶん以前から知ってゐた。
その頃は、古沢さんも、まだ若かったと思ふが、氣鋭の元気のいい、すぐれた画家とし て世のなかに知られてゐた。
古沢さんの画風が、超現実主義であることも、私は知ってゐた。
その後、長いこと、私は古沢さんには、お眼にかからなかったが、最近になってお逢す る機会を持ったが、現在の古沢さんは、すっかり枯れた感じになって、昔のいきほいのい い同氏の感じはすっかりなくなってゐた。
だが、さすがに昔の元気撥刺とした頃の面影は、その風貌や話しぶりにも垣間見られて、 私をなるほどと思はせた。
田村泰次郎
塚本邦
3
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